あきたこまちってどんな味?
はじめましてお米を推進しているお米ソムリエのしげおです。
今回はあきたこまちを食べてみたいと思います。
あきたこまちといえばスーパーでも良く見かけます。
あきたこまちってどんな味なんだろうと気になっている方がいればぜひ参考にしてみてくださいね!
あきたこまち誕生の秘話
あきたこまちは秋田県が昭和59年に品種登録をしたお米で、コシヒカリと奥羽292号をかけあわせ作られました。
秋田県で栽培できなかった日本を代表するお米「コシヒカリ」に似たお米を目標に品種開発されたお米です。
あきたこまちの特徴
あきたこまちは粒は小さいものの水分含有量が多いため冷めても美味しいのが特徴
粘り、香り、ツヤもあり食味ランキングでは特Aに何度も選出されています。
どちらかというとさっぱりとしていて甘み、旨味が濃すぎず、どのような料理にも合わせやすい品種です。
粒感はコシヒカリに比べて柔らかくはなくしっかりとした食味で、牛丼チェーンの「松屋」ではあきたこまち100%使用しています
あきたこまちの作付は秋田県の隣県の岩手、関東地方、中国地方、四国地方、九州地方と今や全国でも多く栽培されるほど有名なお米です。
あきたこまちを炊飯します。
お米を美味しく炊くにはコツがあります。お米の研ぐのも料理の一つの工程です。
お米を美味しく炊飯する方法
- しっかり測る
- 最初の水はミネラルウォーターを使う。ミネラルウォーターは張った状態でお米を入れる。
- 5本の指の先でお米同士の摩擦で洗うイメージでお米を研ぎます。
- お米を研いだら水道水を入れすすぎます。
- この過程を3回ほど繰り返します。(少し水が濁っているくらいがベストです。)
- お米を研いだら40分から1時間ほど浸水させます。(夏場は冷蔵庫へ)
- 浸水が終わったらザルに上げてよく水切りします。
- お米を釜に入れ、水を入れます。水加減は基本216ml(180ccカップの1.2倍)の水で炊きます。新米なら1.1倍198ml、古米なら234ml
- お米が炊けたら15分ほど蒸らします。最近は蒸らし時間も含まれている場合があります。
- 蒸らし終わったら釜の底から大きくひっくり返して切るように混ぜ、余計な水分を飛ばします。
これで美味しく炊けます!
あきたこまちが美味しく炊けました
炊飯器の蓋をあけると、お米のよい香りがしてきます。お米の艶も良く、粒感もしっかりしています。
美味しそうです。
あきたこまちを食味します
お米を口に含むと、お米の良い香りが口に広がり、ふわっと旨味が口の中に広がります。
お米の香りと旨味は、爽やかに過ぎ去りました。
そしてお米を噛んでみます。
爽やかな甘味が顔を出してきました。
甘みが「こんにちわ」と、まるで少女が笑顔で廊下をすれ違うときの挨拶のような、甘すぎず、あくまでさりげない甘みです。
そして粒感が良く粘り気もあるので噛みごたえも良く食感も楽しいです。
お米の甘みを楽しんでいると、口の中の唾液が溢れ出てきます。
噛むたびにふわっと甘みが通り過ぎていく、そして粒感がなくなりかけてきたところで飲み込みます。
喉越しも良いです。
飲み込み終わったあと「うまい」と言葉が出てきてしまうくらい、口に入れたときから飲み込むまで、美味しいと思えるお米でした。
あきたこまちは、旨味と甘味が口の中でふわっと風のように通しすぎていく、まるで「道路ですれ違った秋田美人」のような余韻の残るお米でした
まとめ
食してみた感想は、とてもバランスのよいお米だと思います。
朝食でも、納豆、漬物、お味噌汁にも合います。
冷めても美味しいので、お弁当にも最適です。
お魚とお肉にもバランスが良いお米です。和食、洋食どちらにも合うお米です。
皆様もあきたこまちを食べてみましょう!