北海道産ゆめぴりかって美味しいの?どんなお米?ゆめぴりかの美味しい食べ方を教えます!
こんにちわ〜
お米ソムリエのしげおです。
お米って種類がたくさんあって迷いますよね!
今までお米選びに失敗した経験があると思います。
お米選びに失敗しないように購入前にこの記事を読んで参考にしてみてください。
今回は北海道のお米「ゆめぴりか」をご紹介します。
ゆめぴりかってどんな味?
特徴は?
美味しく食べるには?
お米選びに失敗しないように購入前にこの記事を読んで参考にしてみてください。
ゆめぴりかの特徴
ゆめぴりかの最大の特徴はもちもちっとした食感ですね!
もちもちの理由は、お米の2種類のでんぷん、アミロースとアミロペクチンの含有量にあります。
アミロースが多いとパサパサしたお米になり、アミロペクチンが多いと粘り気、弾力や艶が良くなり、全てのお米はこの2種類のデンプンの割合で特徴を出しています。
一般的にはアミロースが17%〜20%、アミロペクチンは80%〜83%程度の割合で、ゆめぴりかはにはアミロペクチンが多く含まれていることで弾力や甘みを強く感じるのです。
もちもちの代表のもち米は、アミロースをほとんど含まないため、熱を加えると弾力がある炊きあがりになり、もち米がお餅になるのはアミロペクチンの働きによるものなのです。
話はゆめぴりかに戻りますが、ゆめぴりかはの特徴は、アミロペクチンが多く含まれていて、モチモチ食感と甘があり、美味しいお米として高い評価を受けています。
朝ごはんよりも、肉料理などの濃い味付けなど夜ご飯向きのお米なのに、冷めても美味しいと言われていて、おにぎりやお弁当にも適していると思います。
炊きたても美味しい、冷めても美味しい、とっても優秀な素晴らしいお米ですね!
ゆめぴりか誕生秘話
ゆめぴりかは北海道米の夢を乗せた集大成のお米です。
北海道は今では作付面積が新潟に次ぐ第2位となっていますが、寒冷で稲作に向いていない土地でした。
土地もおいしい水も十分にあるのに、寒冷な結果、北海道のお米は美味しくないと言われてきました。
しかし研究を重ね10年の歳月をかけようやく2011年ゆめぴりかは誕生しました。
奇跡の1株
北海道で美味しいお米を…
と北海道に研究者が集まり10年の歳月をかけ「食味」「収穫」「耐冷性」の適正にあう品種、15万体の株を交配し、一つの奇跡の株を作りました。
奇跡の1株「上育453号」ゆめぴりかの誕生です。
そしてゆめぴりかは晴れて2011年にデビューを果たし、今までの北海道のお米を変える美味しいお米として、ゆめぴりかは瞬く間に全国へ広がりました。
ゆめぴりかは2010年から2021年まで12年連続の食味ランキング特Aを獲得するなど美味しいお米として認められ定着しています。
北海道で美味しいお米を作りたいという思いで開発されたゆめぴりかは、全国を代表する魚沼産コシヒカリ、つや姫などのお米と肩を並べるようになりました。
ゆめぴりかを美味しく炊くには?
ゆめぴりかを美味しく炊く3つのこだわりがあります。
その3つは次のとうりです。
- 浸水時間
- 水加減
- 炊きあがりあとのほぐしかた
この3点です
浸水時間
ゆめぴりかの浸水時間は「研ぐ」~「浸す」まで2時間がベストです。
浸水した水を良く切り、新しい水を入れて炊飯します。
水加減
水加減は内釜の線まで水を入れ、その後大さじ1〜2水を減らします。
少し水加減を減らすことで美味しく炊きあがります。
炊きあがりのほぐし
炊きあがり蒸しが終わったら釜の内側や側面を優しくヒックリ返すように手早くほぐすことです。
ゆめぴりかを食べましょう!
では実際にゆめぴりかを食べてみましょう!
まずゆめぴりかのお米を見てみます。
透明感があります。
精米したお米はとても香りがいいですね〜
粒もふっくらしていてとても美味しそうです!楽しみです!
では3つのこだわりを実践し炊いてみます。
お米はつやつやしていていい香りがします!
いただきます!
うん
口にいれた瞬間いい香りが鼻から抜けます!
そして口の中でふわっとほぐれ、噛むともちもち食感がたまらないです。
爽やかな甘みが噛む度に、もちもちなのに粒は柔らかく、とても上品な印象です。
飲み込んだあとも爽やかな甘み、香りが口の中に残ります。
お米だけでもごちそうと感じます。噂とおりの美味しいお米です。
また肉と一緒に食べると、お肉の油と口中調味でいくらでも食べれます!
お米だけでも美味しいので塩おにぎりで十分にごちそうになりそうです。
まとめ
北海道に革命を起こしたゆめぴりかは北海道の夢をのせた大変美味しいお米でした。
ゆめぴりかの完成まで10年、寒い北海道に美味しいお米を作りたいという想いを感じたお米です。
そして食味ランキング特Aを10年連続獲得するなど、全国でも有名な品種となりました。
作付面積も第10位と日本のお米として定着してきています。
北海道の美味しいお米をぜひ食べてみてください。
2023年特A獲得米
2023年産米食味ランキングは152品種登録され
- 特A 40品種
- A 91品種
- A` 21品種
となっています。
気になるお米があったら食べてみてください!
北海道
- ななつぼし
- ゆめぴりか
- ふっくりんこ
青森県
- 青天の霹靂(津軽地区)
秋田県
- ひとめぼれ(中央地区)
岩手県
- 銀河のしずく(県中地区)
宮城県
- つや姫
福島県
- こしひかり(会津地区)
山形県
- つや姫(村山地区)
- つや姫(置賜地区)
- 雪若丸(庄内地区)
- 雪若丸(置賜地区)
新潟県
- コシヒカリ(上越地区)
- コシヒカリ(魚沼地区)
福井県
- いちほまれ
茨城県
- こしひかり(県央地区)
- こしひかり(県南地区)
埼玉県
- 彩のきずな(県西地区)
静岡県
- にこまる(西部地区)
愛知県
- ミネアサヒ(三河山中間地区)
岐阜県
- コシヒカリ(美濃地区)
- コシヒカリ(飛騨地区)
三重県
- コシヒカリ(伊賀地区)
京都府
- ヒノヒカリ(山城地区)
鳥取県
- きぬむすめ
- 星空米
島根県
- きぬむすめ
岡山県
- きぬむすめ
- にこまる(県南地区)
広島県
- 恋の予感(南部地区)
香川県
- おいでまい
愛媛県
- ヒノヒカリ
- にこまる
高知県
- にこまる(県北地区)
- にこまる(県西地区)
福岡県
- 元気つくし
大分県
- ひとめぼれ(西部地区)
- つや姫
佐賀県
- さがびより
長崎県
- にこまる
お米をもっと食べましょう!